モテない男性が婚活パーティーに出席することは悪いことではありません。しかし、あまり良い結果が出ないのも事実なのではないでしょうか。
それもそのはず、シビアな言い方になってしまいますが、モテない男性が婚活パーティーに出席して急にモテる訳がありません。婚活パーティーは決して魔法ではありませんし、相手が好きになってくれることを保証している場所でもありません。
あくまでもきっかけでしかありません。しかし諦めるのも早いです。
なぜならモテない男性も婚活パーティーの必勝法をしっかりと理解していれば、良い結果が得られるかもしれないからです。そこで今回はモテない男性でも可能な婚活パーティーの必勝法を見てみるとしましょう。
自然な笑顔を増やす
まず大前提として、笑顔での応対を心掛ける点が挙げられます。
婚活パーティーはいわば「初対面同士の集まり」です。
初対面の場合、第一印象が大切になりますが、緊張して強張っている表情ではどうしても相手からの印象も「怖い」になってしまいます。
自分自身では恐怖を演出している訳ではないとしても、男性が黙っていることで「怒っているのではないか」と勘繰ってしまう女性も珍しくありません。
そのため、婚活パーティーでは常に自然な笑顔を振りまくよう心掛けましょう。
まったく同じ言葉を発したとしても、笑顔かしかめっ面かで相手の印象はまったく異なります。
場を和ませようと軽く冗談でも…と思っても、強張った表情での冗談では相手も冗談だとは思わず、本気だと思って軽く引いてしまったり、愛想笑いをせざるを得なかったり。
これではなかなかコミュニケーションも深まりません。しかし笑顔を見せるだけで、相手の警戒心を和らげることができますので、相手から「喋りやすい人」だと思われることでしょう。
婚活パーティーの特に序盤はまだまだ誰もが緊張していますので、他の参加男性よりも早く笑顔を見せることで大きなアドバンテージを獲得することになります。
緊張している中で笑顔を見せるのは難しいかもしれませんが、誰もが緊張しているのです。さらに言えば、「緊張しているから」を言い訳にしていては楽しめるものも楽しめません。
婚活パーティーは緊張するためではなく、異性とのきっかけのために参加しているはずですので、まずは笑顔を見せて好印象を与えると良いでしょう。

話のとっかかりは「質問」だけど、その次も「質問」
相手と話す際のとっかかりは質問です。これは誰もが心得ていることでしょう。
自分から相手に質問することで会話がスタートします。
しかし、モテない男性はここで大きなミスをしてしまいます。それは質問の答えに対してのリアクションです。
何かを質問するのは間違いではありません。
しかし、質問の答えにどのような反応を見せるかでモテない男性の多くが失敗をしてしまうのです。
それは、質問した答えに対して自分の話をしてしまう点です。例えば「どこから来たんですか?」と質問するのは全く間違いではありません。
「品川からです」と答えてもらった際、そこで更に「品川のどちらですか?」「品川の魅力はなんですか?」など更に質問をして相手に喋ってもらうことが大切なのですが、「僕も品川好きなんです」など、自分の話をしてしまうモテない男性は多いです。
残念ながらそれでは話は広がりません。アピールしたい気持ちはよく分かりますが、これでは話が盛り上がらないのは当然のことで、むしろ女性としてもどのようにリアクションすればよいのか分からないことでしょう。
それよりも、まるで司会者になったかの如く、相手に対して質問をして相手に喋ってもらうことが大切です。女性心理として、聞くよりも喋る方が好きです。
「人見知りです」という女性も、決して喋るのが苦手なのではなく、喋って相手からネガティブな印象を持たれることを恐れているので予防線として「人見知り」として相手に寛容さを求めているのであって、決して喋りが苦手だとか嫌いといった訳ではありません。
これは婚活パーティーに限った話ではありませんが、女性は話すことが嫌いでも苦手でもなく、むしろ好きです。
ただ、自分があれこれ話すことで相手から悪い印象を持たれることが嫌なだけなので、特に婚活パーティーのように初対面であれば女性とすると「素の部分を出して嫌な印象を持たれないように」と普段よりも抑え気味です。
しかし、それではなかなか仲が深まりませんので司会者のように相手に喋ってもらうことで、距離感も縮まります。むしろその点さえ意識すれば、モテない男性でもとりあえず婚活パーティーを楽しむことができるはずです。

八方美人であるべき
日常生活の中では誰にでも良い顔をする八方美人はあまり好まれません。
何を考えているのか分からないとか、誰にでも良い顔をするからむしろ信じられないといった具合に、人間性そのものを疑問視されかねませんが、婚活パーティーとなれば話は別です。
婚活パーティーでは自分の意中の相手だけに優しくするような男性は残念ながらモテません。
日常生活であればその方が良いでしょう。
変に期待を持たせないという点や、あるいは自分の態度を鮮明にするという点では好きでもない異性に優しくする必要性はありません。
しかし、婚活パーティーの場合、そもそもまだきっかけ作りでしかない段階である以上、そこであまり好き嫌いを鮮明に出すべきではありません。
特に大人数が参加している婚活パーティーの場合、参加者は「他の異性と接している時にどんな態度をとるのか」を見ています。嫉妬だとかではなく、自分に優しくしてくれるのは当然で、他の人に対しても優しいのか。
自分にだけ優しいのであれば自分のことを狙っているだけで、狙っていない人間には冷たいということが分かります。
女性とすると、付き合ってからは自分だけに優しくしてもらいたいと思うのですが、付き合う前の段階では誰にでも分け隔てなく優しくしてもらいたいとの思いを持っています。
つまり、婚活パーティーで自分にだけ優しい男性は、女性とすると「もっと空気を呼んで欲しい」「他にもいろんな人と話したいのに」といった気持ちになってしまうのです。
男性からすると、意中の相手だけに優しくすることである意味では誠意を見せているのかもしれませんが、女性とするとそのような気持ちは少々「面倒」なものでしかありません。
初対面の人間が集う婚活パーティーでは、まずは誰に対しても分け隔てなく優しく接した方が印象は良くなることでしょう。
気遣いこそ最大のアピール
婚活パーティーでは話術などのコミュニケーション能力も大切なのですが、それ以上に女性から好印象を持たれるのは気遣いです。
例えば近年は立食式の婚活パーティーも増えています。
立食なので食べ物や飲み物は自分で手に取ることになりますが、その際、さりげなく分け与えてあげるなど、ちょっとした気遣いを見せるだけで女性からの印象は大きく変わることでしょう。
ここでポイントとなるのが仰々しく「やってあげますよ」ではなく、自然と気遣いを見せてあげることです。
グラスの中が空であれば「飲み物取ってくるけど、それも入れてこようか?」など、「貴方のために頑張ります」ではなく、あくまでも言い方は悪いですが「ついでだし」といったスタンスの方が女性としても気が楽です。
一生懸命「貴方のために頑張っています」では、女性としても少々面倒な気持ちになってしまいますし、周囲の視線もあるので「あまりそういったことは…」と残念な気持ちになってしまいます。
しかし「あくまでもついでだから」といった自然なスタンスでの気遣いであれば女性としても悪い気はしません。それでいて相手からは良い印象を持たれます。
もちろん料理面だけではなく、どのようなシチュエーションであれ「さりげない気遣い」が大切です。
大げさにやると、相手からも「好感度アップのためなんだろうな」としか思われません。
無理をして頑張っているように見えてしまうと気遣いのつもりがただの下品なアピールに成り下がってしまいますが、さり気ない気遣いであれば女性から「この人はいつもこうなんだろうな」と思ってもらえますので、「さり気ない自然な」気遣いを心掛けましょう。

意外と見られている「同性とのコミュニケーション」
婚活パーティーと言えば基本的には異性との出会いのきっかけ作りの場所ですが、同性である男性参加者とのコミュニケーションも決してゼロではありません。
モテない男性はどうしても「男とのコミュニケーションなんて意味がない」と考えてしまいがちですが、むしろ女性は男性が異性だけではなく、同性とどのようなコミュニケーションをとるのかも見ています。
人間は異性に弱いものです。そのため、男性が女性に優しくするのはある意味では当然です。
むしろ婚活パーティーで女性に厳しく接する男性の方が稀です。
それは気を使っているからであって、素の部分ではないからこそですが、女性としてもそのような事情はよく分かっています。
ではどこで素の部分が見えるかと言えば同性とのコミュニケーションです。
同じ男性相手にどのように接するのかこそ、その男性の素の部分を垣間見ることができることを女性も分かっていますので、男性同士でどのようなコミュニケーションを取っているのかも何気にチェックされています。
女性には優しいものの、男性には素っ気ない場合、女性とすれば「仲良くなればああいった一面を見せられるんだな」と感じてしまいます。
婚活パーティーでは男性参加者はいわばライバル。仲良くする必要などない…と考えるモテない男性は多いかもしれませんが、他の男性参加者と仲良くしている所はいわばコミュニケーション能力の高さをアピールすることができますので、他の男性参加者ともしっかりとコミュニケーションを取っておくと良いでしょう。

「ありがとう」の一言を意識しよう
どのようなことであれ、「ありがとう」の一言を添えるよう心掛けることも大切です。
同じようなニュアンスで「すみません」もあるのですが、「すみません」だとどこか弱々しい印象だったり、気を使っているんだろうなと思われてしまいます。
また、それなりに距離感が縮まっている時に「すみません」と発すると、他人行儀感が強いのでそれまでのコミュニケーションそのものが無駄なものになってしまいます。そこで「ありがとう」です。
何をしてもらっても「ありがとう」の一言を添えることで、感謝の気持ちを相手に伝えると共に、「すみません」よりもポジティブな気持ちになれます。
これは言われた側だけではなく、言う側もです。
「すみません」よりも「ありがとう」の方が、発した本人の気持ちも違ったものになりますので、婚活パーティーでは何かをしてもらった時には「すみません」ではなく「ありがとう」を添えるよう心掛けておくと良いでしょう。
「すみません」では申し訳ないという気持ちもありますので、他人行儀なだけではなく、ともすれば相手が「善意が負担になっているかもしれない」と錯覚してしまいます。その点「ありがとう」であれば嬉しい意思表示でもあるので、相手としても「してよかった」という気持ちになります。
モテない男性は相手に対して申し訳ないという気持ちから、ついつい「すみません」といった言葉を発してしまいがちですし、そもそもそこまで深い意味はないと思っている男性も多いでしょう。
確かに咄嗟に出てしまう言葉なので、そこまで深く考えていない男性も多いかもしれませんが、どのような事情であれ言葉を投げかけられた側としては様々な思いが巡るものです。自分が言われた側となった時のことを考えてみてください。
「すみません」よりも「ありがとう」の方が親近感も出るはずです。また、前向きな言葉を出せた方が、やはり印象も変わってくるものです。咄嗟に出てくる言葉はなかなか変えられないだけに、婚活パーティーの時だけではなく、常日頃から「ありがとう」という言葉を発するよう努めておきましょう。

まとめ
婚活パーティーに参加するのであればやはりしっかりと「成果」を得たいものです。
そのためには、今回挙げたような点を意識することが大切になりますので婚活パーティーに出席する人や、これまで参加したもののなかなか良い結果が出なかったという男性は、今後はこれらの点を意識してみると良いでしょう。